プレゼンテーションのための教科書 Garさんの本「シンプルプレゼン」 是非購入しましょう!

ガー・レイノルズ著,「シンプルプレゼン」80分DVD付き,日経BP社,2600円,ISBN 978-4-8222-3054-8

DVDを何回も見てしまいます.DVDの内容をまとめてくれた本も,後で思い出す資料として最高です.久しぶりに良い本と巡り会えました.



シンプルプレゼンをするためのチェックリスト


□ シンプルプレゼンの3つのキーコンセプト

Restraint
(抑制,あれやこれやと詰め込まない,欠くことのできない必要な要素だけを入れる.)

Simplicity
(シンプル,日本の庭園やお茶といった日本文化の中に見られる.)

Naturalness
(自然体,自然体で話すことが重要.)



□ プレゼンまでの3つのステップ

Prepare(準備,企画を練り,スライド構成であるストーリーを考える.)
Design(デザイン,ビジュアルやデザインを決めてスライドを作成する.)
Delivery(話し方,プレゼンの練習する,聴衆の前で実施する.)



□ Prepare(準備,企画を練り,スライド構成であるストーリーを考える.)
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準備段階の3ステップ

Step 1
Who is audience ?(聞き手はどんな人か?)
What do you want them to do ?(聞き手にどうしてほしいか?)
Why does it matter ?(なぜそれが重要か?)


Step 2
Presentation arc (プレゼン前後の聴衆の変化Changeを真っ先に考える.)

| move from | --  Big idea -->  | move to |

(p.52)


Step 3
Brain storm ideas.(アイデアをブレストする)
Group iedas.(グループ分け)
Arrange ideas.(アイデアの順序を考える)



□ Design(デザイン,ビジュアルやデザインを決めてスライドを作成する.)
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「単純化とシンプルは似て非なるもの!」


□ 単純化(Easy for us)
自分が楽をしたり,手抜きをしたりするために行うこと.
単純化は,自分に意識が向けられている状態である.

□ シンプル(Easy for them)
余計な要素をそぎ落として要素を絞り込むこと.
シンプルは,相手への思いやりで成立している.

□ シンプルなスライドを作る3つの原則(p.72)

1)絞り込んで強調する.
2)大事な数字を強調する.
3)不要な装飾はできるだけ排除する.



□ Delivery(話し方,プレゼンの練習する,聴衆の前で実施する.)
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□ 聴衆が求めるキーワード
「Emotion(感情)」 と 「Connect(人とつながる機会)」

□ 話し方のキーワードは「自然体」
上下関係のない裸のつきあいをする!

□ 聴衆の集中力は,結婚と同じ?


最初は非常に熱心に聞いている↓       最後に近づくと再び上がる↑

→ 集中力は徐々に下がっていき →

□ 聴衆に何かをしてもらう
「聴いたことは忘れる,見たことは覚えている,やったことは理解する」



□ The 1 + 10 Ps of Delivery(1+10個のPから始まるキーワード)
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Preparation (準備))
.....................................開始直後
Punch(パンチ)
Presence(存在感)
Projection(投影する)
.....................................中盤前半
Passion(情熱)
Proximity(近接性)
Play(遊び心)
.....................................中盤後半
Pace(ペース)
Participation(参加)
.....................................終了
Power(パワー)
Persistence(一貫性)



□ プレゼンの4つの時間帯
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プレゼン開始直後(Connect,つながる)

中盤前半(Engage,絆を強める)

中盤後半(Sustain,維持する)

終了(Powerful,力強く終わる)



□ プレゼン開始直後(Connect,つながる)
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□ PUNCH(Personal,Unexpected,Novel,Challenge,Humor)
□ Presence(存在感を見せる.一期一会の精神で臨む.文章をただ読んでいるだけ,進行に気を取られ,聴衆のことを考えていないのは駄目.)
□ Projection(投影,多数の人を相手に対話しているという意識をもつこと.ぼそぼそしゃべるのではなく,意識的に身振り手振りを大きく表現してください.)





□ 中盤前半(Engage,絆を強める)
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□ Passion(情熱,自分の話しているテーマそのものに興味や好奇心を持ち,真剣に取り組めていれば,普通に話せば聴衆に自然と情熱は伝わる.)
□ Proximity(近接性,発表者が聴衆とアイコンタクトがとれる距離まで近づくと言うことです.演壇にはできるだけ立たない.)
□ Play(遊び,遊びを取り入れる,笑顔も忘れず)






□ 中盤後半(Sustain,維持する)
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□ Pace(ペース,メリハリを付けること.話すスピードに緩急をつける,多くの情報を見せた後は,写真を見せたりするなど変化を付ける.集中力は10が限界なのでアクティビティを加える.)
□ Participation(参加,聴衆に問いかけて答えてもらう,アクティビティを行わせたり,聴衆に参加してもらうこと,孔子の言葉にある「やったことは理解する」)





□ 終了(Powerful,力強く終わる)
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□ 質疑応答では必ずまとめをする

質疑応答で,「他に質問がある方はいますか?」と聞いて返事がなく,「誰もいないようですね.では,これにてプレゼンを終了いたします...」は,最悪!

最後は,15秒でも,1分でもいいので,自分のプレゼンをまとめて言ってください
発表中には話さなかったもう一つのサプライズを入れるのもよいです.


□ Persistence
(一貫性,プレゼンはすぐには上達しないので,粘り強く継続して改善を重ねることで成長します.プレゼンの主役はスライドではなく,あなたです.あなたが頑張ろうとする気持ちが一番大切なのです.)

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