WindowsでVisual Studio CodeをエディタとしてPython環境を整える手順

 セットアップ手順を以下にまとめる

1．Anacondaインストール

• ダウンロード　https://www.anaconda.com/
• インストール先のパスには日本語や半角のスペースを含まない
  （例）C:\Win64App\Anaconda3

• Pathは設定しない

2．Anaconda Powershell Prompt（Anaconda3）を起動・動作確認

• 最新版の取得更新
  conda update -n base -c defaults conda
• バージョン表示
  conda -V
  python -V

3．仮想環境を作成

• root環境の複製
  conda create -n py3.8 python=3.8 anaconda
• 仮想環境の複製
  conda create -n test_py3.8 python=3.8 --clone py3.8
• 仮想環境の一覧表示
  conda info -e

4．Visual Studio Codeのインストール

• Visual Studio Codeを実行し，Microsoft社製のpython拡張機能もインストールする（拡張モジュール検索欄でpythonとタイプして検索できる）

5．Visual Studio Codeの起動

• （重要）Anaconda Powershell Prompt（Anaconda3）を起動した後，コマンドプロンプトから code　とタイプし，Visual Studio Codeを起動する．

6．Pythonプログラムを作成する

• あらかじめプログラム専用のフォルダを作成する
• Visual Studio CodeのFileメニューから作成したフォルダーを開く
• ****.pyというファイルを作成し，print("Hello")　などのサンプルプログラムを作成する

7．Pythonワークスペース（プログラムフォルダ）の環境設定をする

• Visual Studio Codeのメニューから　File>Preferences>Settingsで設定画面を表示し，Workspaceタブに切り替え，検索画面に，python.pythonpathやpython.condapathの変数をそれぞれ入れて次の設定をする．
  
  
• PythonパスとCondaパスの設定
  python.pythonpath
  　　C:\XXXX\Anaconda3\envs\py3.8\python.exe
  python.condapath
  　　C:\XXXX\Anaconda3\envs\py3.8\Scripts\
  
  設定値は，プログラムフォルダの.vscodeフォルダにあるsettings.jsonファイルを開けば確認・編集できる．
  
  
• 仮想環境がきちんと作成されていれば，次の手順をしっかり踏めば，conda activateコマンドを使わなくても環境は自動的に切り替わる．
  （起動手順）
  1）Anaconda Powershell Promptを最初に起動する
  2）codeとタイプし，Visual Studio Codeを起動する
  3）Visual Studio CodeのFileメニューからプログラムのフォルダを開く

8．プログラムの実行

　（資料）デバッグの方法について
　　　　　https://code.visualstudio.com/docs/python/debugging

• 簡易デバッグ
  　F5キーをクリックし，
  　「Python File Debug the currently active Python file」をクリック
• 実行
  pyファイルのソースコード画面を右クリックし，”　Run Python file in Terminal　”をクリックする

　launch.jsonファイルを作成した後，実行する場合

　1）左側面にある「Run view in the sidebar」ボタンをクリック，
　　　または，Ctrl + Shift + D

　2）create a launch.json file をクリック

　3）a debug configuration menu から Python File をクリックする.
　　　インストールしたPython拡張機能を使って，launch.json ファイルを作成する．

　4）Runメニューから click the Run and Debug